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株式会社ユキテクニカル
チタン・ステンレス表面加工処理
TEL. 048-421-3776
FAX. 048-421-3776
YUKI TECHNICAL
電解研磨
電解研磨とは
電解研磨液へ入れ、直流電流を流すことによりステンレス表面では溶解が進行する一方、
同じところで不動態被膜の生成が同時に進行します。
ステンレスの主要な成分としてのFeとCrは溶解とともに溶け出し、Crは直ちに酸素と結合しステンレス表面に新たな酸化皮膜(不動態被膜)を生成します。
それが繰り返されることでCrが濃縮され、よりCrに富んだ不動態被膜が生成されていきます。
また、溶解作用によりステンレス表面の不純物(汚れ、バフ粉など)が除去され、クリーンな表面となります。
さらに、不動態被膜はステンレスより電気抵抗が大きいため、皮膜の薄いところでは厚いところより電流が流れ易くなります。その結果、不動態被膜の厚みの均一化が進みます。
※製品に電流を流しますので、電解研磨する際に使用している冶具の痕や影響などがでます。
電解研磨されたステンレス表面は、最終的には次のような機能性を持った研磨面となります。
•ステンレス表面を溶解させることで不純物など不都合な部分を取り除き、凸部が優先的に溶解する結果、平滑で、汚れが付き難い洗浄性のよいクリーンな研磨面となる。
•Crに富んだ強固で安定な不動態被膜が生成される結果、高い耐食性をもつ研磨面となる。
電解研磨をする場合、専用の冶具などが必要になります。
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